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「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④

「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④
クエスト・オンライン

全国3万5,000人の小中高生の探究学習の祭典、「クエストカップ全国大会」。2020年2月23日(日)、24日(月・祝)に開催を予定しておりました本大会でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い15年間で初の開催中止とし、急遽オンラインでの開催に変更いたしました。

当日は、日本中の様々な地域の500人以上の小中高生が地元からライブでつながり、いまをつなぐことで深い学び合いを実現しました。(当日の様子)

今回は、自分の人生の物語を執筆する「マイストーリー」部門、および自分のビジョンを発表する「ザ・ビジョン」部門にコメンテーターとしてご参加いただいた木村泰子先生のインタビューをご紹介いたします。

木村 泰子「みんなの学校」初代校長

木村 泰子
「みんなの学校」初代校長

「マイストーリー」「ザ・ビジョン」コメンテーターからのメッセージ


進路探究コース「マイストーリー」

カバーアート:現代美術家 横山 裕一氏©Yuichi Yokoyama / EAST PRESS

進路探究コース「マイストーリー」とは?

自分のこれまでの人生を「物語(マイストーリー)」として執筆し、自らの人生を探求していくプログラムです。

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進路探究コース「ザ・ビジョン」

進路探究コース「ザ・ビジョン」とは?

社会で活躍する大人たちのビジョンから自分の人生を探求するキャリア教育プログラムです。 生徒たちは、ビジョン(自分のありたい姿)をプレゼンにまとめ、発表します。

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1人1人の生徒たちの言葉がとても深かった

「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④
木村泰子先生。去年に引き続き、今年でクエストカップには4回目の参加です。

今年はクエストカップではなく、クエスト・オンラインという形で開催させて頂きましたが、全体を通してどのような印象でしたか。

まぁ、深い!もう、1人1人の生徒たちの言葉がとても深かったですね。

やっぱりね、今の日本社会の大人の生きづらさ。それが残念ながら子どもたちに同調圧力として降りてきていることを、リアルに感じてしまいました。

どの生徒の発表も、「ああこんな自分は嫌だなあ」というところからスタートして、未来に向かう自分をきちんと見つけているんです。

「変わってたらあかん」「普通に合わさなあかん」という社会。その中で生きづらさを感じていた子どもたちが、新たな自分を見つけた。全てにおいてその根幹が流れていたように感じます。

そして、子どもたちはそのような画一的な社会に対しても、批判的に見たりするのではなく、自分の学びに変えている。

これは今大人が問い直しをせなあかん。大人は他者を批判しているけれども、他者を批判してる間は、子どもたちを守れません。

今回の6人の発表は、大人に問いかけてくれてましたね。見事でした。

やっぱり社会をどう変えて行けるかっていう、大人の一人一人が行動せなあかん。そしてその姿を子どもに見せて行きたいですよね。これだけの発表、子供たちがするんですから。

「自分らしさを確立する」という学力

「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④

この生徒の発表はすごく心に残ったな、という生徒の発表はありますか。

みんなすごかったんです。

誰一人として同じ発表と言うか、同じものがなかった。中身だけじゃなく、それぞれの自分らしさを見事に出していました。だから同じものはなかった。

そうですね、たとえば「本音をいう」という話をしていた、Aちゃん。今思っただけでも涙がでてきます。

ものすごい自分が負けず嫌いで。両親と離れて暮らすことになったときも、寂しくないような負けず嫌いの自分をがんがん出した。親に対しても嫌な自分を出していたと思うって。だからあの時の気持ちをいいたかった、と言っていました。

そして、本音を言えない自分から、「自分の奥にある感情」っていう表現をしたんです。すごいでしょう!

私たち大人は「自分の奥にある感情」って表現しないですよ。自分の奥にある感情、これがつまり、過去です。

この過去を、先生のせいにしたり親のせいにしたり。そういう人のせいにする大人を見ていると、同じように子どもも表現するんですけれど、彼女は自分の心の奥底にあるこの感情を「自分の言葉で表現できない自分がいる」と俯瞰的に見ていました。

だから「自分の気持ちを素直に、他者に伝えていける自分に、これからなろう」って言う。彼女のメッセージは響きましたね。

これが「自分らしさを確立する」という学力なんですよ。他者との比較で格差がある学力を追い求めている間は、この学力はつけられない。

そして、Aちゃんがこうして獲得した学力というのは、実は、あとの5人の生徒たちも、全部自分の言葉で表現しています。

すごいですね。

本当にみんなよかったです。

「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④

今回、私が一番学ばせていただいていると思います。

一番思うのは、画一的な過去の悪しき慣習で受けたものをひきずってる中で、10年後の多様な共生社会、想定外の社会を生き抜く力なんかつかないよ、ということです。

そのことを大人たちは本当に問い直さないといけないなと感じました。

今回発表してくれたこの子たちは、違う場を求めて、自分を作りなおしている、成功体験を持っています。

でも、全国のその他大勢は、どうでしょうか。特別という存在で、生きづらい思いをしてはいないか。

今回、日本の教育現場にある大きな課題を、この6人の生徒たちが発信した。これを大人が、自分自身がどう行動するか、問われていると思います。

ここでどう楽しむか、どうチャレンジするか

「自分らしさを確立する」という学力。自らの人生を探求する進路探究コース「マイストーリー」「ザ・ビジョン」クエスト・オンラインのゲストインタビュー④

本当に、全国に配信して、聴いてほしかったというのがあります。今回オンラインという形式になったこと自体はどうでしたか。

こういう手法しかとれなかった、というスタートでしょ。

こんなことって世の中いっぱいありますよ。

突然予定が変わって、「もっと早く言ってくれ」みたいに言っている大人は、やり直しをせないかんと違いますか。意図的、計画的、ものの順番に、計画性の中で物事が進んでいくような社会となっているわけではないじゃないですか。

そういう意味では、クエストが今回、2日前にこういう手段を用いる。これこそが「ザ・クエスト」ですよ。

ここでどう楽しむか、どうチャレンジするか、でしょ。

こういうことだってありますよ。「明日中止!」ということだったり、会場にきてから「ごめん、帰ろう」ということだったり。

ではそこで、何を学ぶかということです。

この与えられた環境で、どうクリアに、前に進むか。これをみんな感じたんじゃありませんか。これがクエストの、クエストらしい力ではないでしょうか。

ありがとうございました!

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