教室内で3密を避けながらグループワークを成立させるには?

教室内で3密を避けながらグループワークを成立させるには?「グループワーク実施のアイデア集」を無料でお届けします。
探究学習入門

緊急事態宣言があけましたが第二波が近づいてきたり、学校が個別で判断してやっていかなければならない状況となってきました。そのような中、どのように探究学習やグループワークを実施したらよいか、ご相談いただくことも増えております。

今回は、2013年から7年間、京都府の高等学校で理科教員をしていた学校コーディネーターの佐原大河が、多くの皆さんと共に、「教室内で3密を避けながらグループワークを実施するアイデア」をまとめました。現在、無料でダウンロードが可能です。

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学校コーディネーターの佐原です。withコロナ期において、学校は感染拡大防止を念頭に学校においての教育活動を行うことが求められています。基準として文部科学省は衛生管理マニュアルを公表されましたが、感染状況が地域によって大きく異なることから一律に対応を決めることは難しく、各自治体・各学校においての判断に委ねられています。生徒の学びを止めないために、感染をこれ以上拡大させないために、学校は地域の実情に合わせたニューノーマルと言われる新たな生活様式へむけた舵取りが求められています。

このような状況下で、多くの学校から弊社に寄せられた声の中で、探究学習においての重要な活動である協働学習(グループワーク) の困難さが目立ちました。従来のグループワークの形式では、3つの密を全て取り除くことは困難であり、学校によっては当面禁止にしている学校もあります。グループワークは探究学習のみならず、教科学習においても重要な活動あり、新学習指導要領でめざす”主体的・対話的で深い学び”を実現するためにも重要な位置を占める活動です。しかし、生徒の健康が第一であり、3密を避けながらグループワークを行うことは喫緊の課題であるととらえました。

クエストエデュケーションでは全国各地の現場に取り組んでいただいておりますのでその知見を集め、文部科学省が提示している衛生管理マニュアルに適した方法を模索できるのではないかと思い、このたび「3密を避けるグループワークのアイデア集」を作成いたしました。

多くの方に活用いただけますと幸いです。

「3密を避けるグループワークのアイディア集」 概要

本資料につきましては、ICTを使用しない環境下でもグループワークが行えるよう、次のねらいのもと作成しております。

  1. 3密を避けて対話的な学びができること
  2. 教科学習および探究型学習での対話に活用できること
  3. 対話的な学びにおける「拡散・集約・発表」に対応していること
  4. 分散登校などの教室の状況に合わせられること
  5. レベル1〜3(文部科学省発表の学校の行動基準)に合わせて実施可能なこと

グループワーク実施の概要と、教室のアレンジ例、「拡散・集約・発表」の具体的な準備物と進行例等を記載しています。

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学校コーディネーター 佐原 大河

大阪大学大学院理学研究科を卒業後、京都府立高校教諭へ採用され、園部高等学校へ赴任。理科教諭として、反転授業をベースとしたAL型授業や課題研究の開発、総務企画...

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