“奇抜なアイディアでも受け入れてもらえる”経験が糧に 渋谷教育学園

一橋大学社会学部2年生 渋谷教育学園渋谷中学高等学校2015年卒 武本真司さん
OBOGインタビュー

「クエストエデュケーション」で、生徒は正解のない課題に探求的に取り組み、主体的、体験的に学んでいます。

今回は、渋谷教育学園高校で2012年度クエストカップ全国大会に出場し、企業プレゼンテーション部門で日本経済新聞 企業賞、そしてグランプリを獲得した一橋大学社会学部2年生武本真司さんにお話をうかがいました。
(*学年および所属は2016年当時のものです。)

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クエストエデュケーションを通して学んだことの中で一番僕を変えたのは、「奇抜なアイディアでも受け入れてもらえる」という体験です。

日本経済新聞社からのミッションに対して僕たちが提案したのは、「スマートフォンなどの電子媒体を使って自分が日本経済にどれだけ影響を与えたかを演算し、伝える」というアイディアでした。

2012年度クエストカップ出場時の模様
2012年度クエストカップ出場時の模様

個人的には素晴らしいアイディアだと思う反面、いくら10年後とはいえそんなことが可能になるのかという感覚もありました。予選では他校のチームの面白くて現実的な案を聞いて敗退を確信しましたが、本戦に進出し、結果は優勝。

その後、少し経ってから実感したのは、「奇抜なアイディアでも自分が信じて努力すれば受け入れてもらえる」ということです。この経験から、自分の意見に自信を持って素直に発言できるようになりました。

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渋谷教育学園渋谷中学高等学校(東京都渋谷区)
1995年創立。「自調自考」を教育理念とし、高校では3年間かけて12,000字の論文を制作させるほか、大学のように「シラバス」と呼ばれる冊子を生徒を配布するなど、先進的な取り組みを進めている。国際教育にも力を入れており、SGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定を受けている。

※この記事は2016年に発行されたクエストペーパーより一部編集、転載したものです。

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