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流暢な英語のプレゼン、レベルの高い着眼点。社会課題を解決する「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」クエスト・オンラインインタビュー①

流暢な英語のプレゼン、レベルの高い着眼点。社会課題を解決する「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」クエスト・オンラインインタビュー①
クエストカップ全国大会

全国3万5,000人の小中高生の探究学習の祭典、「クエストカップ全国大会」。2020年2月23日(日)、24日(月・祝)に開催を予定しておりました本大会でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い15年間で初の開催中止、オンラインでの開催を決定いたしました。

当日は、日本中の様々な地域の500人以上の小中高生が地元からライブでつながり、いまをつなぐことで深い学び合いを実現しました。(当日の様子)

今回は、社会課題を解決する「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」部門に、審査委員・コメンテーターとして参加していただいた松元由紀乃さん、谷口 裕紀さんのインタビューをご紹介いたします。

松元 由紀乃
CEO & Project Director at Simply Native

谷口 裕紀合同会社シェアリアル / 代表社員

谷口 裕紀
合同会社シェアリアル / 代表社員

「ソーシャルチェンジ」審査委員からのメッセージ


社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」

カバーアート:現代美術家 梅沢 和木氏社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」とは?

社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」とは?

「ソーシャルチェンジ」は、自ら課題を発見し、その解決を探求するアクティブ・ラーニング型プログラム。困っている人を助け、笑顔にする企画を考えます。

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流暢な英語のプレゼン、レベルの高い着眼点

流暢な英語のプレゼン、レベルの高い着眼点。社会課題を解決する「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」クエスト・オンラインインタビュー①

クエスト・オンラインに参加して、いかがでしたか?

谷口 本当にレベルが高いなと思いました。中高生の方々のプレゼンテーションを見させていただいたのですが、社会的な課題の着眼点もそうですし、そこに対しての分析とか考察もレベルがすごい高いなと思いました。

自分たちは中高生の時にこうしたことはやれなかっただろうなということを、平然と彼らがやってのけた 。企業の事業企画や「これからこういうサービスを作ってやっていきます」というのを本当に聞いているような気持ちになるくらい、レベルが高かったなというのが率直な感想です。

松元 今日私たちのグループで参加された4チームのうち、3チームが英語で発表されていたのですが、すごい流暢で。「日本の学生って英語喋れるんだな」と思いました 。

日本人はどうしても英語が苦手と言われます。私は今オーストラリアに住んでいるのですが、そこでも「日本人はあまり喋らない」と言われてしまうのが、悔しんですよね。

皆さんの流暢な英語のプレゼンテーションを見ていると、本当に未来は明るいなと思いました

今すぐ事業化してほしい!

社会課題探究コース「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」
左)自ら課題を発見し、その解決を探究する探究学習プログラム「ソーシャルチェンジ」。右)英語版の探究学習プログラム「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」

特に印象に残っているチームはありますか?

谷口 「外国人向けの医療ガイドブックを作りたい」というプレゼンテーションが印象に残っています。

外国人の方が日本にいらしたときに、日本の医療のことがよく分からない。そのようなときに英語で解決したり、仕組みの理解をサポートできるガイドブックを作ろうという発表でした。

自分は今シェアハウスの運営会社を経営していて外国人と触れ合うことが多いので、今すぐ事業化してほしい!と思いました。作ってくれれば弊社のシェアハウスに置きたいくらい。

本当に事業化できそうなモデルだったし、今何でないんだろうと思えるほど、ニーズがあると思います。本当に実現して、例えばテストケースを実施するとしたら、協力できることがあればすぐにでもしたいなと思いました。

松本 私も、外国人向けの医療冊子はすごい面白いと思いました。また、「小学生の英語教育のワークショップ」を考えられたチームもいて、そのプログラムもとても面白かったです。

中学生だとどうしても恥じらいの気持ちが出てきてしまうから、小学校で実施する。その着眼点からの、リサーチを踏まえた変換というのが、すごく分かりやすかったし面白いと思いました。

お二人とも、中高生の感じる着眼点や課題の発見が新鮮だったのですね。

自らを信じて進んでほしい

流暢な英語のプレゼン、レベルの高い着眼点。社会課題を解決する「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」クエスト・オンラインインタビュー①

今回、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策で、クエストカップ全国大会ではなく、「クエスト・オンライン」としてオンラインでの発表を実施しました。オンラインでの開催は、いかがでしたか?

谷口 案外いけるものなんだな、と思いました。

目の前で生徒たちが発表していたら、よりライブ感があるのではないかと思います。しかし、今回山形県の学校、新潟県の学校、そして東京の3個所をつないでいましたが、双方向性もちゃんとあって、リアクションもちゃんとできて。もちろん工夫されていたからこそだと思うんですけれども、思った以上に距離を感じさせない臨場感があったなというのが率直な感想です。

松元 あとやはり、ファシリテーターさんの力がすごい強いなと思いました。しっかりしたファシリテーターの方がいてくださったからこその、オンライン開催だと思います。

今回おふたりとも初のクエストカップへの参加でしたが、オンラインでも生徒さんたちと距離を感じなかったとのことで、本当によかったです。

最後に、今回参加していただいた学生へのメッセージをお願いします。

松元 もっと外に出て、情報をとっていってほしいと思います。

この情報に溢れている現代でまだ解決していない問題があるというのは、アプローチの仕方の組み合わせ方法をまだ見つけられていないことだと思うんです。先人たちが色々トライアルしてきたことが、まだワークしていない。

だからそれらを組み合わせて新しい解決方法を生み出すこと。それが、ソーシャルチェンジの醍醐味でもある問題解決だと思っています。そこの圧倒的な情報収集量というのを、今後も意識して学んでほしいなと思います。

谷口 今回、僕らが中高生の時に持ち得なかった自己主張の強さを見せてもらったのが、僕はすごい嬉しかったです。世代間でこんなに違いがあるんだなと感じました。

おそらく世代間の違いって、過ごしてきた社会の様相の変化を反映していると思います。例えば僕は80年代後半に生まれたので、物心ついた時にはバブルがはじけていて、不景気不景気と言われる時代を過ごしてきました。上の世代は当然終身雇用で育ってきてて、「いい大学に入っていい会社に入る」ということを言われて育ってきたんです。

でも、今はもうそうではないではないですよね。トヨタでさえ終身雇用なんて無理だよと言っているから、終身雇用にしがみつくというのは無理。このように世代間で 常識が変わっていく中で、育っていく環境も当然変わります。

今の学生の子たちは、社会が今どういう状況なのかをおそらく無意識的に感じとって、「こういうふうでないと、これから生きていけない」と表現し始めてくれているんじゃないかなと感じました。それがすごく嬉しかったです。

だから、そこの部分は今後も強く持って、間違ってないと信じて進んでいってくれたらいいな。大きな視点を持ちつつ、自分の中のコアの部分を強く持ってもらえたらいいなと思います。

ありがとうございました!

自ら課題を見つけ、チームで課題を解決する「ソーシャルチェンジ」。
今回も多くの生徒のみなさんに、自分たちならではの新しい視点、斬新な解決策、そして熱のこもったプレゼンを発表していただきました。

さらに「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」は、英語での取り組み。英語というツールを使うことで、自分たちの考えや企画を世界に届けられるんだ、という体験になれば嬉しいです。

発表していただいた生徒のみなさん、この場をともにつくってくださった先生方、参加いただいた審査委員・コメンテーターのみなさん、誠にありがとうございました。

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