生徒と企業がともに未来をつくる探究学習。企業人が教育に関わる「CAミーティング」始動!

生徒と企業がともに未来をつくる探究学習。企業人が教育に関わる「CAミーティング」始動!
企業との探究学習

生徒と企業がともに未来をつくる探究学習。企業人が教育に関わる「CAミーティング」始動!

探究学習プログラム「クエストエデュケーション(通称クエスト)」の企業探究コース「コーポレートアクセス」では、「企業とともに未来をつくる」をテーマに、生徒たちが企業へのインターンシップを教室で体験しています。

生徒たちは数か月~1年をとおして「人々を幸せにする新事業の考案」「夢のある未来を実現するための新サービス企画」など、実在の企業からのミッションに取り組みます。

企業の方々も生徒たちと試行錯誤して、ともに未来づくりをしていく本プログラムは、2020年度過去最大12社の企業にご協賛いただき、スタートいたします。

生徒が企業の方々と直接関わるのは、授業への訪問や、オンライン上での質問回答、発表の場など様々ですが、実はそれ以外の場でも、企業の方々は生徒のみなさんに会うのを楽しみに学校へいく準備を進めています。

今回は、コーポレートアクセス参画企業の方々が、どのように教育に関わろうとしているのか、5月22日(金)に開催された「コーポレートアクセスミーティング(通称CAミーティング)」の様子をお伝えします。

企業人が集まり教育について考える「CAミーティング」

「CAミーティング」は、コーポレートアクセスに参画している各企業の方々が一堂に会し、教育について考え、想いを共有する場です。
普段は違う仕事をしている企業人のみなさんが、ともに教育に関わる同志としてつながり、クエストの機会を通じて、生徒たちと関わる意味や意義を考えていきます。

毎年5月頃に第一回が開催され、その後数か月に一回、翌年の2月に行われるクエストカップ全国大会まで、一年を通して企業の方々が集まり開催しています。

2020年度の第一回は、5月22日(金)にZoomにてはじめてのオンライン開催。今年のコーポレートアクセス参画企業12社48名が集合し、「お互いを知る」をテーマに、顔合わせを行いました。

生徒と企業がともに未来をつくる探究学習。企業人が教育に関わる「CAミーティング」始動!

参画企業の方々の想い

コーポレートアクセスに参画している企業は、「クエスト参加はもう13年目」という常連の企業もあれば、今年初めて参加する企業もあります。

CSRや経営企画など特定部門のメンバーが参加している企業もあれば、様々な部門から参加している企業もあります。

はじめに、各企業の方々から一言ずつ語っていただきました。

「若者のサポートをできるのが楽しみ。気づきをぜひ事業戦略に活かしていきたい」
「学校が再開したら、どんどん学校訪問にいきたい」
「自分の企業が、生徒たちにどう思われているのか気になる」
「社員としてグランプリ発表に参加したことがあって、「学生さんの視点はなんて豊かなんだろう!」と思った」

厳しいコロナ禍の現状の中でも、会社としてクエストをやるべきという話があったことや、関わる社員が増えたというお話も共有いただきました。
企業人が生徒たちの行うワークを体験!
また、今回は生徒のみなさんが授業で行う同じワークを、一部、企業のみなさんにも体験していただきました。

自分の好きな言葉と動詞を選んで、できあがった文章から、職業に出会うワークです。

「生徒たちの年齢で、職業について考えられる機会があるのがいいな」
「自分の考えで選ぶというより、いきなり出会えるのが面白い」
「なりたい職業と違うものが出てきても、なぜそれが違うかって考えるきっかけになる」
「出てきた職業にどうつなげて話せるか、自分は頭で考えていたけれど、生徒たちのワークの感想は素直だなぁと感じた」

「何になりたい」と選ぶのではなく、好きな言葉が似ている人が、どんな職業についているのか、というところから「自分はこんな職業だった」というように仕事に出会います。

ワークの後の振り返りでは、「職業って人なんだな」という深い言葉もありました。

CAミーティングにて視聴した動画

学び続ける面白さに大人も気付くような場を

生徒と企業がともに未来をつくる探究学習。企業人が教育に関わる「CAミーティング」始動!

毎回のCAミーティングの場は、教育と探求社の「学校コーディネーター」が企画しています。

「この一年を通して、生徒のみなさんも、企業の方々も、学校の先生も、そして私たち教育と探求社も、クエストに関わることで、自分のなかの新しい自分に出会ったり、いつか「あれがひとつのきっかけだったな」と思えるような体験になったら。」

2020年、企業の方々が初めて全社顔をあわせるこの場において、どうしたら企業の方々が心地よくつながれる場になるか、生徒たちと関わる楽しさを感じてもらえるかという想いを持って、一人ひとりが本音でぶつかりあい、何度も企画を作っては壊し、また作り上げてこの日を迎えました。

「伝えたいと思っているのは、このクエストを通して、いろいろな人に会ってたくさんの価値観にふれてほしいということです。なにかがんばっていて「誰にもわかってもらえない」と思うようなときも、必ずどこかにわかってくれる人がいる。生徒でも、先生でも、企業の方々でも、ひとりではないということを、伝えたいと思っています。」

「あらためて問い直す、というのは大事な営みだと思っています。予定調和、シナリオどおりではなかなかそれが生まれない。クエストで予想外の体験をして、学びを大きくできればと思います。」

「子どもたちが「大人になるってすごい楽しいんだな」「社会にでるのってどきどきわくわくの体験できるかも」っていう希望を持てたらいいなと思っていて、関わる企業や教育と探求社の人が、それを体現していたい。そのために自分を見つめ直してみたり、学び続けたりするのが重要だなって思っています。そういう大人をどんどん増やしたい、そういう大人をどんどん子どもたちに会わせたいと思っています。」

▶「企業とともに未来をつくる」コーポレートアクセスの詳細はこちら
▶探究学習プログラム「クエストエデュケーション

 

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