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【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)
イベント

2023年7月1日(土)、教育に関心ある人々が集まり対話するイベント「ナレッジカフェ」Vol.6を大阪会場+オンライン会場にて同時開催しました。

イベントには会場参加・オンライン参加合わせて総勢100人以上の教育関係者が参加し、探究学習が持っている可能性や価値について共に考え、学び合いました。

今回のテーマは「探究学習を、その先へ。」時代は「探究学習」ブームの中、これからの20年をつくる「次の教育のあり方」を参加者全員で考えました。

■「ナレッジカフェ」とは
教育に関心のある方が集まり、対話するイベントです。そのときのテーマに応じてゲストをお招きし、お話しいただいた後、参加者で意見交換を行います。これまで学校の先生、教育委員会のほか、企業や地域の方々など、様々な方にご参加いただいています。(主催:教育と探求社 大阪営業所)

■これまでのテーマ一覧
Vol.6「探究学習を、その先へ。」
Vol.5 「これからの“学校と地域の接続”を考える」
Vol.4「これからの『問いの可能性』について考える」
Vol.3「これからの“進路指導”を考える」
Vol.2「これからの“学校の魅力づくり”を考える」
Vol.1「これからの“教科の授業”を考える」

今回のイベントの登壇者は、教育社会学者の福島 創太さん。教育と探求社で教材開発を担当し、「学びを起こすデザイン」が設計されたプログラムの制作をしています。

参考:生徒の心をどのように惹きつけ、どのように学びを起こすのか。探究学習プログラム「クエストエデュケーション」に設計された学びのデザイン。

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

イベントではグループごとの対話の時間を多く取り、会場の参加・オンライン参加の方も全員で探究を考える時間となりました。

対話の時間①
「探究学習で、いまこんなことをやってます」

対話の時間②
「探究学習の課題と可能性」

対話の時間③
「探究学習を、その先へ」

〜「本当はやりたいこと」「私たちに何ができるか」〜

対話は3つのパートで行われ、会を重ねるたびに、参加者の想いが溢れ、オンラインを含め会場が熱気のあるものとなっていました。

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

対話は、グループ内のみにとどまりません。会場前方、登壇者と司会のあいだには、まだ誰も座っていない2つの椅子がありました。

「今日のイベント、はじめに福島が登壇してお話をさせていただきましたが、みなさんにもお話ししていただきたいと思います。登壇者は、参加者のみなさんです」

そして参加者の方々に前に出ていただき、グループでの対話から出た様々な意見、感じたことをお話ししていただきました。

「普段、探究の授業をしながら感じていること」
「実は密かに企んでいること」
「いま抱えているモヤモヤ」
「他の学校の先生に聞いてみたいこと」

など、その場での対話を通じて生まれた様々な話題を提供いただきながら、参加者全員で場がつくられていました。

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

「探究学習ってそもそも何なのか。」

過去のナレッジカフェの参加者から、何度も出されたこの問い。正解がないからこそ難しい。ただ正解がないからこそ向き合い続けないといけない。

この2時間で、もちろん答えは出ることはありませんが、

探究学習に新たな可能性を感じた人
もやもやしながらも探究学習のこれからにワクワクした人
同じ志を持った仲間がいることに勇気をもらえた人
素敵な出会いから新たな可能性を見つけられた人
刺激を持って明日からの職場での活力に変えた人

参加者それぞれが、問いであったり未来への可能性を、持ち帰り、今回のテーマである「探究学習を、その先へ。」を考える時間となりました。

ここから、参加者それぞれの「その先」はどうなっていくのかーー。

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

参加いただいた方々からのコメントを紹介いたします。

〈参加者の声〉

-学校の先生からの声-

課題は共通。解が無い事も、積み重ねで見えるものがあると思う。

皆さんとの対話で様々な視点が持てたことと、素敵な先生方がたくさんいらっしゃることに勇気をいただきました。

対話することの重要性を体感しました。昨日まで一人で悶々と考えていましたが、皆さんと話す中で、自分なりの考えがまとまってきました。

このイベントのようなものを学校現場に落とし込んで、職員会議をしたい!

想像していたよりも面白い視点で教育をとらえている方が多く、仲間がいるということを再認識することができたため。

-企業の方からの声-

多種多様な人がいて、色んな意見があって、とてもいい学びになりました。悩んでいる先生がいらっしゃって、それを受け止めて言葉をかけてらっしゃる先生がいて、感動する場面がありました。先生ではないけれど、参加させていただき良かったです。ありがとうございました。

探究学習に取り組んでいる教員・民間の方々と意見・情報交換ができ、さまざまな共感と気づきを得ることができた。また地方の公立学校における、教員の悩みや迷いを知ることができ、探究学習の担うべき役割や意義について共有できた。

「異業種から学ぶ」を自分の学びのテーマとしてきましたが、これぞ!と思った。次回も必ず参加します。

学校の先生方の熱量が高く、刺激になりました!

【探究×未来 交流イベント】教育関係者100人で考える!探究学習をその先へ(ナレッジカフェVol.6開催報告)

18年前にクエストエデュケーションを開発して以来、探究学習のトップランナーとして走り続けてきた教育と探求社。引き続き先生方と探究学習の可能性や価値を探していけたらと考えております。

ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

次回のナレッジカフェは、「より対話的な場を生むための関わり方(仮)」をテーマに、NPO法人いわてNPO-NETサポート事務局長で、協働の推進と地域づくりのサポートやワークショップの実施等をおこなっている菊池 広人さんをお招きして、9月10日(日)10時30分から開催の予定です。

ぜひご参加ください!

ナレッジカフェVol.7
開催日:2023年9月10日(日)10時30分(予定)
テーマ:「より対話的な場を生むための関わり方(仮)」
ゲスト:菊池 広人さん
会場:ナレッジサロン 

*詳細は、7月下旬に弊社のWebサイトに掲載します。

学校コーディネーター 細川 凌平

2022年教育と探求社に入社。学校コーディネーターとして関西を中心とした中学高校向けに探究学習プログラムの提供、ファシリテーターなどを務める。昨年までは私立...

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